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えほんってすごい!~じゃあじゃあびりびり~

おはようございます!
絵本ソムリエさえです。

これから何回かにわたって、
えほんってすごい!シリーズをお届けいたします。

第1回 わたしと絵本との二度目のであい~じゃあじゃあびりびり~
第2回 こんなに読んでも飽きないなんて~おばけのバーバパパ~
第3回 絵本ってなんて美しいんだろう~ちいさいおうち~
第4回 絵の力~アンジュール~
第5回 ことばと絵のコラボレーション~あおくんときいろちゃん~
第6回 こんな内容も描けるんだ!~ちいさいケーブルカーメイベル~
第7回 子供の成長と絵本~ピーターラビットシリーズ~
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えっと、とりあえず今思いつくことを
リストアップしてみたら、こんな感じになりました。

わたし、わかりやすい文章をかけるわけじゃない。
でも書かなきゃはじまらない。
しばらくの間、お付き合いいただければ幸いです。
なお、著者名等、すべて敬称略とさせていただきます。

第1回 「わたしと絵本との二度目のであい」

ノンフィクション作家、柳田邦男はその著書「砂漠でみつけた一冊の絵本」で、
ひとは人生で三度、絵本に出会うと書いています。
一度目は子供時代に大人たちに読んでもらうこと、
二度目は、親となったとき、子供たちによんでやること、
そして、子育てを終えたあと、自分のために読むこと。

わたしは、息子が8ヶ月の時、
二度目の絵本との「であい」をはたしました。

私自身の子供の頃。わたしは絵本を見るというよりも、
アンデルセンやグリム童話を語ってもらうのを、
耳で聞いているのが好きだった。
思い出の絵本は、そんなにたくさんはない。

大人になり、親になり。
絵本という表現は、なんだかいいなと思っていた。
でも、まだどの絵本が、どう良いのか、いまいちわからなくて、
赤ちゃん絵本を適当に図書館から借りていた頃。

息子は、それでも絵本好きだったのか、
どんな本でも、一応見てはいました。
けれど、自分で取り出して、めくったりはしなかった。

なのに、この本には、なぜか息子はものすごく食いついたのです。
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自分で手元にもってきて、
何度も何度も、まだ器用に動かない手で、
ページをめくる息子。
いまでも、その座り込んだ姿を覚えています。

それまでのわたしには、
どの絵本も、一様に同じ「絵本」だった。

でもなんか、
やけに力のある絵本が、
あるみたい・・・・
えほんって、どうやら、絵と文章が書いてあるだけではないらしい・・・・
そう気づかせてもらった、第1歩、でした。

じゃあじゃあびりびり まついのりこ 偕成社
 シンプルでありながら深みのある色使いの絵。
 わかりやすく、耳にここちよい言葉たち。
 分厚い紙でできたボードブックなので、
 赤ちゃんの初めての一冊におすすめです。

次回に続きます。

ではでは。

by kouboudaidai | 2016-03-01 05:40 | えほんってすごい!

製本、本の修理、豆本作り、絵本作り、絵本の読み聞かせなど、本まわりのことをいろいろやっています。


by さえ