こどもと歯と甘いもののこと。
2016年 03月 10日
おはようございます。
絵本ソムリエさえです。
こどもの歯の健康について、
わかりやすく書かれた本を見つけたので、
備忘録ついでに、簡単にまとめてみました。
参考にして頂ければ幸いです。
------------------------
○歯並びの悪い子が増えている。
原因は遺伝(25%)よりも、「育て方」(環境、食習慣、生活習慣、くせ、虫歯など:75%)。
歯並びの悪さの原因のひとつは「外でしっかり遊んでいないから」
遊ばない→食欲が出ない→食べない
→かまない(噛む回数は戦前のこどもの半分以下!)
→あごの骨が小さくなる
→歯並びが悪くなる。という悪循環。
歯並びが悪いとどうなる?
・虫歯や歯周病になりやすい
・発音が不明瞭になる
・かむ力が弱くなる
・骨格に問題がおこる・・・・など、不都合がいっぱい。
○あごの骨を大きく育てるために
4~5歳:
乳歯の前歯上下12本すべてに隙間が空いていれば、
1.2倍の大きさの永久歯が生えてきてもしっかり収まるスペースが確保できている。
どうすれば良いか?
→よく噛むこと。食材の種類を増やし、1日3回しっかり食べること。
できればひと口につき30回かむこと。
「かみごたえのあるもの」は、硬いものではなく、「何度もかむ必要のあるもの」
=根菜、乾物、わかめや小魚=和食が最適。
→生まれた時から、かむ練習ははじまっている。
哺乳瓶を使うときは、「しっかりあごを動かさないと飲めない」乳首をえらぶこと。
食事中の姿勢にも注意!
・足をしっかり床や踏み台につける
・正座でも、ちゃんと背筋を伸ばして食べる
永久歯が生えてきてからでも、かむ練習をすることで、あごの骨はおおきくなる
○あごの形をきれいにするために→くせや習慣に注意する
・姿勢を正しくする
・舌を適切な位置(「スポット」)につける。
・虫歯をつくらない。
・「口呼吸」より「鼻呼吸」が○
・指しゃぶりをしない。
○乳歯に虫歯をつくらない
虫歯があると、痛くてかまないため、あごが育たない。
また、乳歯が早めにぬけると、永久歯が別の場所から生えたり、
左右の乳歯が倒れてきたりする。
「6才臼歯」を虫歯にしないこと!
6才臼歯=5~6才頃に生えてくる最初の永久歯。噛む力が最も強く、かみ合わせの要。
6才臼歯が虫歯になると、痛みのため噛む力がぐんと落ちる。最も虫歯になりやすい歯でもある。
どうして虫歯ができる?
・虫歯菌はもともと口の中にいる常在菌。
・虫歯菌は糖分が大好き。糖分が歯を溶かすのではなく、虫歯菌を増やす。
・虫歯菌はプラーク(歯垢)の中で酸を出す。虫歯の原因は、この「酸」。
「糖分の、口の中での滞在時間」が問題!
ご飯を食べるたびに、口の中は酸性になるが、だ液が中性に戻してくれる。
でも、甘いものをだらだら食べていると、口の中がずっと酸性になり、虫歯が進行する。
→決まった時間に食べ、口に糖分のない時間をできるだけ長くつくることが大事。
歯が一本でも生えてきたら、「仕上げみがき」を!
ミュータンス菌(最も強い虫歯菌、常在菌ではない=親から感染る)を赤ちゃんにうつさない!
歯磨きを生活習慣に組み込む
仕上げ磨きの卒業は9才の誕生日
○歯列矯正をするなら
「こどもの歯並びの悪さ」=「親のせい」ではない! 様々な要因があるので自分を責めないこと。
どうしても歯並びがわるいときは、小児歯科医などの専門家に相談しよう。
以上、簡単ですがまとめてみました。
詳しい専門用語、歯列矯正の具体例などは、
本を見ていただければと思います。
子育てできれいな歯並びを! 夢は矯正いらず (Como子育てbooks)
絵本ソムリエさえです。
こどもの歯の健康について、
わかりやすく書かれた本を見つけたので、
備忘録ついでに、簡単にまとめてみました。
参考にして頂ければ幸いです。
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○歯並びの悪い子が増えている。
原因は遺伝(25%)よりも、「育て方」(環境、食習慣、生活習慣、くせ、虫歯など:75%)。
歯並びの悪さの原因のひとつは「外でしっかり遊んでいないから」
遊ばない→食欲が出ない→食べない
→かまない(噛む回数は戦前のこどもの半分以下!)
→あごの骨が小さくなる
→歯並びが悪くなる。という悪循環。
歯並びが悪いとどうなる?
・虫歯や歯周病になりやすい
・発音が不明瞭になる
・かむ力が弱くなる
・骨格に問題がおこる・・・・など、不都合がいっぱい。
○あごの骨を大きく育てるために
4~5歳:
乳歯の前歯上下12本すべてに隙間が空いていれば、
1.2倍の大きさの永久歯が生えてきてもしっかり収まるスペースが確保できている。
どうすれば良いか?
→よく噛むこと。食材の種類を増やし、1日3回しっかり食べること。
できればひと口につき30回かむこと。
「かみごたえのあるもの」は、硬いものではなく、「何度もかむ必要のあるもの」
=根菜、乾物、わかめや小魚=和食が最適。
→生まれた時から、かむ練習ははじまっている。
哺乳瓶を使うときは、「しっかりあごを動かさないと飲めない」乳首をえらぶこと。
食事中の姿勢にも注意!
・足をしっかり床や踏み台につける
・正座でも、ちゃんと背筋を伸ばして食べる
永久歯が生えてきてからでも、かむ練習をすることで、あごの骨はおおきくなる
○あごの形をきれいにするために→くせや習慣に注意する
・姿勢を正しくする
・舌を適切な位置(「スポット」)につける。
・虫歯をつくらない。
・「口呼吸」より「鼻呼吸」が○
・指しゃぶりをしない。
○乳歯に虫歯をつくらない
虫歯があると、痛くてかまないため、あごが育たない。
また、乳歯が早めにぬけると、永久歯が別の場所から生えたり、
左右の乳歯が倒れてきたりする。
「6才臼歯」を虫歯にしないこと!
6才臼歯=5~6才頃に生えてくる最初の永久歯。噛む力が最も強く、かみ合わせの要。
6才臼歯が虫歯になると、痛みのため噛む力がぐんと落ちる。最も虫歯になりやすい歯でもある。
どうして虫歯ができる?
・虫歯菌はもともと口の中にいる常在菌。
・虫歯菌は糖分が大好き。糖分が歯を溶かすのではなく、虫歯菌を増やす。
・虫歯菌はプラーク(歯垢)の中で酸を出す。虫歯の原因は、この「酸」。
「糖分の、口の中での滞在時間」が問題!
ご飯を食べるたびに、口の中は酸性になるが、だ液が中性に戻してくれる。
でも、甘いものをだらだら食べていると、口の中がずっと酸性になり、虫歯が進行する。
→決まった時間に食べ、口に糖分のない時間をできるだけ長くつくることが大事。
歯が一本でも生えてきたら、「仕上げみがき」を!
ミュータンス菌(最も強い虫歯菌、常在菌ではない=親から感染る)を赤ちゃんにうつさない!
歯磨きを生活習慣に組み込む
仕上げ磨きの卒業は9才の誕生日
○歯列矯正をするなら
「こどもの歯並びの悪さ」=「親のせい」ではない! 様々な要因があるので自分を責めないこと。
どうしても歯並びがわるいときは、小児歯科医などの専門家に相談しよう。
以上、簡単ですがまとめてみました。
詳しい専門用語、歯列矯正の具体例などは、
本を見ていただければと思います。
子育てできれいな歯並びを! 夢は矯正いらず (Como子育てbooks)
倉治ななえ
個人的には、信頼できる小児歯科さんを見つけるのも大事かなと思います。
地域限定情報ですが、住岡先生は、
子供の対応に慣れてらっしゃるし、
子供がちゃんと自分で磨けるように
指導してくださるので、とてもおすすめです。
虫歯がなくても、定期検診で、3ヶ月~半年に1回、
診てもらうと、子供も歯医者を怖がらなくなるし、良いですよ。
我が家は、わたしも夫も虫歯には悩まされてきたので、
子供たちには虫歯になってほしくないと願っています。
甘いものも、極力控えていますが、
この本を読んで、あらためて生活習慣、ちゃんとしようと思いました。
ではでは。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
今日も、良い一日を。
by kouboudaidai
| 2016-03-10 06:32
| こどもとの日々